サッカーとジャンクの日々

浦和レッズを埼玉新聞の記事をフックに語りつつ、好きなジャンクフードネタなどもポチポチと

【今日の埼玉新聞】12/22 浦和記事なし

f:id:tang-yao:20191222094505j:image

ツイッターにも書いたけど、一面に、おでん種の増田屋閉店の記事。

 

浦和の西口のかなり古いビルのアーケードに昔からある店ですが、実はレッズサポにはお馴染みでもあります。

f:id:tang-yao:20191222100510j:image

 

ご主人と奥さんがJ開幕時から大原にも脚を運び、お店には沢山の写真や選手のサイン。そこを通ると、赤い風景が楽しめる。おでんのタネも色々選べて自分もしばしばお世話になりました。

 

浦和は割と早めにJリーグの中では「メジャー」扱いになり、クラブも肖像権の管理は厳しくやってる印象。地元密着風の歩みが言われてる中、商店街の大売り出しのポスターに選手が使われることは無く、商業的なタイアップもナショナルブランドが多い。

 

メジャーを志向して全国区の企業と組むのは経済的にそれができるチームが限られる中、当然悪いことではない。

 

でも、入場者が減ってる今、一番近くにいる浦和の人たちの前に、浦和の選手たちの顔が出てこないのも問題。川崎はそのあたりうまくやってる印象。

 

始めの試合の前に浦和駅前で選手も出てきて来場を呼びかける事もある。しかし日常の中で選手の顔が見える形を作るのも重要。

 

そんな中で増田屋の風景。クラブ主導では無く、完全に個人が作った風景だけど、それはそれで重要。そんな店が一つ消えてしまう。

 

小野伸二は食べ歩きが好きで、浦和の老舗ではない普通の店にあちこち出没して、みんなに愛されていた。自然に写真やサインが増えていって、そんな姿が、産業道路沿いの定食屋とか、西口の家庭的な中華屋とか北浦和近くのラーメン屋とかに、浦和風味を振りまいてくれた。

 

伝統の十二日まちに武藤が出没するツイートもあったけど、選手が浦和のスタジアムだけで無く、普通に町に馴染む風景も、地元密着の形だと思うし、そんな風景が沢山あってこそ、浦和の住民になった喜びもある。

 

プライベートで色々なことを強いるのは心苦しいけど、自然に溶け込む風景は貴重。

 

クラブも積極的に小さな浦和に上手にレッズ風味を配置して、沢山の地元ファンが自然に存在する風景を目指して欲しい。

 

そういう観点で言えば、新しく浦和に出てきてくれたローストチキンコウロギは、もうなんといいますか、毎日売り上げに貢献してあげないといけない存在ですな。